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他物

たぶつ
名詞
1
標準
another thing
文例 · 用例
芭蕉は、一物と他物との合体の瞬間に於ける妙といふことを、非常に大切にしたのであるが、そして恐らく此の事こそ俳句の最高眼目たるものでもあらうが、その眼目が射当てられるためには、蓋し情理的であるよりもおのづと感覚的である方が適切であるに相違ない。
中原中也 新短歌に就いて 青空文庫
約言すれば物理学その他物理的科学の系統はユニークであるや否やということである。
寺田寅彦 ルクレチウスと科学 青空文庫
人類の他物に比して優秀なるは、疑も無く其の自意識の旺盛なる點にも在るが、自意識の旺盛なるのみで一切の事が了してゐるのでは無い。
幸田露伴 努力論 青空文庫
ニープスやダゲールが、光線の他物に及ぼす力の差等あることを知つて、捕影の術の遂に成る可きを思つた最初の時の智識は、今日の吾人が有する寫眞術の智識に比しては如何にも微弱稀少のもので有つたに相違無い。
幸田露伴 努力論 青空文庫
其れが爲めには一見偶然的な他物との配合を要する、しかも其配合物は偶然なやうであつても、其配合によつて其處に或必然な決定的の眞の相貌を描出しなければならないのである。
寺田寅彦 天文と俳句 青空文庫
人類が他物に比べて優秀なのは、疑いもなくその自意識の旺盛な点にも在るが、自意識が旺盛なだけで一切の事が完了してはいない。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
ニープス(フランスの写真家)やダゲール(フランスの写真家)が、光線が他物に及ぼす力に差のあることを知って、撮影の術の達成を信じた時の知識は、今日の我々が持つ写真術の知識に比べて如何にも微弱なものであったに違いない。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
しかるに何故に他物とは違って、自己の身体だけは自己が自由に支配することができると考え得るのであろうか。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分の持ち物と他物をしっかり区別して管理している。
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その問題は、この件とは全くの他物だ。
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彼の関心は、常に他物へと移り変わっていった。
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2
標準
another person's property
作例 · 標準
他物を無断で持ち出すのは、いけないことだ。
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友人の家で、誤って他物を自分のものだと勘違いしてしまった。
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彼は他物を大切に扱うように、と子供に教えている。
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