麦束
むぎたば
名詞
標準
wheat sheaf
文例 · 用例
そして麦束はポンポン叩かれたと思うと、もうみんな粒が落ちていました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
穂先へ火のついた麦束を片手に翳して燃やしながら、片手に別の束をとつて其燃やして居る穂先から火を移す。
— 長塚節 『隣室の客』 青空文庫
短くなつた燃えさしの麦束はぽつと傍へ投げ棄てる。
— 長塚節 『隣室の客』 青空文庫
私はふと燃えさしの麦束の散らばつたあたりに地にひつゝいて白い花の簇がつて居るのを見た。
— 長塚節 『隣室の客』 青空文庫
燃やして棄てた麦束は此の間の儘ぐつしよりと湿つて居る。
— 長塚節 『隣室の客』 青空文庫
湯呑の一つに赤旗を背景に麦束をかこんだ鎌と鎚の模様がついていて、黒い文字で「万国のプロレタリアート、結合せよ!
— 宮本百合子 『スモーリヌイに翻る赤旗』 青空文庫
がっしりとした門にソヴェト同盟の国標、鎚と鎌をぶっちがえにしたものを麦束でとりかこんだ標がかかげてあり、その上に、ドン国立煙草工場と金字で書いてある。
— 宮本百合子 『明るい工場』 青空文庫
恰好のいい向日葵のいつぱい咲き乱れた菜園の上には、翠玉石いろ、黄玉石いろ、青玉石いろ等、色さまざまな、微細な羽虫が翔び交ひ、野づらには灰いろの乾草の堆積や黄金いろの麦束が、野営を布いたやうに、果しもなく遠近に散らばつてゐる。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
作例 · 標準
収穫された麦束が、畑のあちこちに積まれていた。
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子供たちは、お祭りの飾り付けのために麦束を抱えて運んだ。
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絵画には、農夫が麦束を背負って歩く姿が描かれていた。
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