いけず
いけず異読 イケズ
形容動詞
標準
unkind
文例 · 用例
いけずうずうしい野郎だ。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
第九課 人生の広い道 私たちの持っている人間性、これを刈り取ってはいけず、さればと言って、伸び放題うっちゃって置いてもいけない、なかなか難しいことになりました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
押並んで、めくら縞の襟の剥げた、袖に横撫のあとの光る、同じ紺のだふだふとした前垂を首から下げて、千草色の半股引、膝のよじれたのを捻って穿いて、ずんぐりむっくりと肥ったのが、日和下駄で突立って、いけずな忰が、三徳用大根|皮剥、というのを喚く。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
障子を透かして、疊凡そ半疊ばかりの細長い七輪に、五つづゝ刺した眞白な串團子を、大福帳が權化した算盤の如くずらりと並べて、眞赤な火を、四角な團扇で、ばた/\ばた、手拍子を拍つて煽ぐ十五六の奴が、イヤ其の嬉しいほど、いけずな體は。
— 泉鏡太郎 『松の葉』 青空文庫
いけずがキビ/\した事は!
— 泉鏡太郎 『松の葉』 青空文庫
が、其の筈で、いけずな奴が、燒團子のばた/\で、七輪の尉を飛ばすこと、名所とはいひがたく雪の如しであつたから。
— 泉鏡太郎 『松の葉』 青空文庫
唯今の狂人が、酒に酔って打倒れておりましたのは……はい、あれは嘉吉と申しまして、私等秋谷在の、いけずな野郎でござりましての。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
)邪魔もののようにおっしゃったで、爺どのは心外じゃ…… 何の、心外がらずともの、いけずな親仁でござりますがの、ほほ、ほほ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
作例 · 標準
京都人のいけずな返答は有名だ。
彼はいけずな性格で友人が少ない。
その意見はいけずな言い方で相手を傷つけた。
いけずなことを言うべきではない。