市松
いちまつ
名詞
標準
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文例 · 用例
つぼみと、それを包む薹とは、赤と白とを市松格子形に互層にして、御供物の菓子のように盛り上っている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
十月十四日土曜午前十一時上野發に乘つたが、今度は掏摸の厄介にはならなくて濟んだし、汽車の中は思ひの外に空いて居たし、それに天氣も珍らしい好晴であつたが、慾を云へば武藏野の秋を十二分に觀賞する爲には未だ少し時候が早過ぎて、稻田と桑畑との市松模樣の單調を破るやうな樹林の色彩が乏しかつた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
碁盤縞が市松模様となるのは碁盤の目が二種の異なった色彩によって交互に充填されるからである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
一面の焼野原、市松の浴衣着た女が、たったひとり、疲れてしゃがんでいた。
— 太宰治 『ア、秋』 青空文庫
情婦ジェニーが市松模様のガラス窓にもたれて歌うところがちょっと、マチスの絵を見るような感じである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
――竜胆を手折ってくれたその振袖は、すらすらと裳に薄を掛けた後姿が見えて、市松大柄な年増は、半身を根笹に、崖へ下りかかる……見附かった山の幸に興じたものであろう。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
砂丘つづきの草を踏んでと、学生が見ていると、立どまっていた二女が、ホホホと笑うと思うと、船の胴を舷から真二つに切って、市松の帯も消えず、浪模様の裾をそのままに彼方へ抜けた。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
」 細長い土間の一方は、薄汚れた縦に六畳ばかりの市松畳、そこへ上れば坐れるのを、釜に近い、床几の上に、ト足を伸ばして、「どうもね、寒くって堪らないから、一杯|御馳走になろうと思って。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
標準
ichimatsu doll
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
ウィキペディア曖昧さ回避
市松(いちまつ) 市松模様の略。 市松人形の略。 市松姫 - 小倉藩主小笠原忠真の娘。福岡藩主黒田光之の正室。 『必殺仕置屋稼業』の登場人物。 松戸市立松戸高等学校の略。
出典: 市松 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0