分だけ
ぶんだけ
接尾辞
標準
in proportion to
文例 · 用例
自分だけでどんなに立派にやれても、根だけはないのだ。
— 中原中也 『詩壇への願ひ』 青空文庫
自分だけを恃むといふことは、如何にも立派な心懸けだが、全的な実現には到れぬものだと思ふ。
— 中原中也 『詩壇への願ひ』 青空文庫
勿論、当人としては相手の個性を嫌つてゐるつもりはない、相手の話しぶりだの手ぶりだの、要するに相手の人間臭を嫌つてゐるつもりなのだが、そんならその話の特に個性的な部分だけでも聴くかといふと強ちさうでもない。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
社長に泣きつけば自分だけはまだ入れて呉れるかも知れないといふ位に考へてゐた彼女は、それにどう返事して好いか悪らずに、几帳面に坐つてさへゐれば好いことにしてゐた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
少なくも自分だけの場合について考えると、ずっと後に『ホトトギス』に書いた小品文などは、この頃の日記や短文の延長に過ぎないと思われる。
— 寺田寅彦 『明治三十二年頃』 青空文庫
どこかの昼食で甥が一、二杯自分より多く飯をくったら、その分だけ一銭多く取られた。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
自分だけ早くから寝てもなかなか寝付かれないので、もう帰るかもう帰るかと心待ちにしていると自然と表通りを去来する人力車の音が気になる。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
それを自分だけが陰気な穴の中で聞いているような気がする。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
作例 · 標準
今日は残業で遅くなったので、働いた分だけ美味しいものを食べて帰ろうと思う。
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若い頃に苦労した分だけ、彼は人の痛みがわかる優しい大人になった。
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このポイントカードは、買い物をした金額の分だけポイントが貯まり、次回の会計で割引になる。
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