鑑査
かんさ
名詞
標準
文例 · 用例
「おい、おれが番してるから早く社長と鑑査役に知らせて来い。
— 宮沢賢治 『税務署長の冒険』 青空文庫
」 社長も鑑査役も実に青くなってしまった。
— 宮沢賢治 『税務署長の冒険』 青空文庫
あんた方の銅像に対する、俊明の鑑査はじゃね。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
「せち辛い世の中ですで、鑑査の報酬を要求します。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
文部省の展覧会へ出そうもんなら、鑑査で落第するのだ」「どうだろう。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
(「みづゑ」大正十二年一月)鑑査の日 会場へ搬入された夥しい絵が、女達の手によって十枚位ずつ、われわれの前に運ばれて来る、そしていいのは予選の部に入る、何としても見込みのないのは落ちてしまうのだ。
— 小出楢重 『楢重雑筆』 青空文庫
予選の後、本鑑査の時でもむろん通るべき作品は別として、一番われわれが苦しむのは、何としても形だけはあるが気合いが出かけて出ないヤヤコシイ作品である。
— 小出楢重 『楢重雑筆』 青空文庫
絵画の過食と胃に停滞せるパン屑とが混合して中毒作用を起こすのと、陽気が秋に入って身内に変化をおよぼすのと、心身の疲労が重なり例年鑑査の中程から必ず下痢を催すのである。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫