それからというもの
それからというもの
表現
標準
after that (a substantive change occurred)
文例 · 用例
僕はあしたあたり死ぬかも知れないからね」 それからというもの、私たちはその甘酒屋で実にしばしば落ち合った。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
二三日たって民さんはなぜ近頃は来ないのか知らんと思った位であったけれど、民子の方では、それからというものは様子がからっと変ってしもうた。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
私がこんなことを申してはおかしいですが、政夫さんとお民さんとは、あアして仲好くして居たのを、何かの御都合で急にお別れなさったもんですから、それからというもの、お民さんは可哀相なほど元気がないのです。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
それからというものは、今日までほとんど四十年の間ついぞ再びこの蒲を見た記憶がなかったように思うのである。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
それからというものは決して飯塚に参りません、おさよに途で逢っても逃げ出しました。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
それからというものは、お俊の亭主はほんとうに二人になったのでございます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
それからというもの、このトゥロンの町もかたわ者ができるようになったのです。
— 有島武郎 『かたわ者』 青空文庫
それからというものは、夕方になると、あけはなされた窓ぎわに立って、青い水をすかして、上のほうを見あげるのでした。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『人魚の姫』 青空文庫