早乙女
さおとめ
名詞
標準
young female rice planter
文例 · 用例
このときの晴れの早乙女には村中の娘達が揃いの紺の着物に赤帯、赤|襷で出る。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
というのは、昔からの国の習俗で、この日の神聖な早乙女に近よってからかったりする者は彼女達の包囲を受けて頭から着物から泥を塗られ浴びせられても決して苦情はいわれないことになっていたのである。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
維新前の話であるが、通りがかりの武士が早乙女に泥を塗られたのを怒ってその場で相手を斬殺した事件があって、それを種に仕組んだ芝居が町の劇場で上演されたこともあったようである。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
どこの町でも魚類売りは行商人の花形役者で……早乙女が採った早苗のように頭の天頂に手拭をチョット捲き付けて、『ウワ――イ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
なにをかくそう、このいぶかしかった若|武者こそは、これぞ余人ならず、今江戸八百八町において、竹光なりとも刀差す程のものならばその名を知らぬ者のない、旗本退屈男と異名をとった早乙女主水之介だったからです。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
今日はもう、どのように言いなんしても、かえしはしませぬぞ」 ――声の主は笑止なことに身分柄もわきまえず、大身旗本のこの名物男早乙女主水之介に、もう久しい前から及ばぬ恋慕をよせている、そこの淡路楼と言う家の散茶女郎水浪でした。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
早乙女主水之介は退屈する時は人並以上に退屈するが、いざ起つとならばこの通り、諸羽流と直参千二百石の音がするわい」「ま!
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
直参旗本早乙女主水之介が借りると言うなら文句はあるまい――こりゃそこの陸尺共、苦しゅうないぞ、そのように慄えていずと、早う行けッ」 威嚇するかのごとくに言いながら、ずいと垂れをあげて打ち乗ると、落ち着き払って命じました。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
作例 · 標準
田植えの季節になると、美しい早乙女たちが田んぼで働く姿が見られる。
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早乙女たちが歌いながら稲を植える姿は、日本の原風景だ。
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昔の絵巻物には、早乙女の姿が生き生きと描かれている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
早乙女(さおとめ、そうとめ) 早乙女(さおとめ) - 田植えの日に苗を田に植える女性。
フィクションのキャラクター
関連項目
出典: 早乙女 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0