両成敗
りょうせいばい
名詞
標準
two guilty parties tried and punished together
文例 · 用例
刃傷でもすれば喧嘩両成敗、氏郷も政宗も取潰されて終うし、自分も大きな越度である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
喧嘩の相手が両成敗になった以上は、猶更しようがないと諦めて、いつもの植木屋に云い付けて、そっと香奠を持たせてよこした。
— 人形使い 『半七捕物帳』 青空文庫
喧嘩両成敗じゃ、おまえらも小屋を出ろと、殿様がお裁きなすったんで、御言葉通り出るは出たんですが、出れば刄物|三昧になるは知れ切ったこと、――ええ、ままよ、おれも下総十五郎だ、江戸で膾斬りになってみるのも、地獄へいってからの話の種だと、男らしく斬られる覚悟をしたんですが、妹という足手まといがござんす。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
喧嘩両成敗じゃねえのか。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
勿論、一旦お世話をねがいましたる以上、不行儀者の御折檻は如何ようなされても、かならずお恨みとは存じないのであるが、喧嘩両成敗という掟にはずれて、その砌りに町家の子どもには何の御折檻も加えられず、武家の子供ばかりに厳重の御仕置をなされたのは如何なる思召でござろうか。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
つまりは両成敗で型を付けるよりほかないのだ。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
若いエネルギーの鬱積があふれて、彼らの教室からはみだしたとき、大衆的な行動のなかには、「喧嘩両成敗」というべき事態のおこることもあるでしょう。
— 宮本百合子 『若き僚友に』 青空文庫
昔から喧嘩両成敗という言葉がある。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
作例 · 標準
喧嘩をした二人に対して、先生はどちらか一方をかばうことなく、両成敗の立場をとった。
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戦国時代の武将は、家臣同士の争いに対して、しばしば両成敗という厳しい処断を下した。
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「お互いに悪いところがあったんだから、これで両成敗。もうこの話は終わりにしよう」
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