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綴音

ていおん
名詞
1
標準
文例 · 用例
サンスクリトの詩句にも色々の定型があるようであるが、十六綴音を一句とするものの連続が甚だ多いらしい。
寺田寅彦 短歌の詩形 青空文庫
人間の一と息に歌い得る綴音の数は、息の長さを一綴音の平均の長さで割れば得られる。
寺田寅彦 短歌の詩形 青空文庫
それで、一綴音を明瞭に発音するに必要な時間に一定の制限があるとすれば、事柄はほぼ決定してしまうはずである。
寺田寅彦 短歌の詩形 青空文庫
故国に近づく心の興奮をおさえきれないように、あるいはまたこの「地中海の燈台」と言われる火山をできるだけ多くの旅客に見せたいと思っているかのように、最後から二番目の綴音「ボー」に強い揚音符をつけてまた幾度か「ストロンボーリ、ストロンボーリ」と叫んでいた。
寺田寅彦 旅日記から(明治四十二年) 青空文庫
これはいずれも母音で始まり、次に子音で始まる綴音が来る。
寺田寅彦 火山の名について 青空文庫
又|定つた綴音も脚韻も顧慮しない代りに頻に頭韻法を繰返す。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫
此屋号は、はなやといふ音の第一綴音に、音勢点があるので、今の大阪語の花屋は、其音勢が亡くなつてゐる。
折口信夫 折口といふ名字 青空文庫
その他く、つ、ぬ、ふ、ゆをはじめ、多綴音の接尾語についても考へてみる必要がまだ/\ある事とおもふ。
折口信夫 用言の発展 青空文庫