濁色
だくしょく
名詞
標準
cloudy color
文例 · 用例
老婆の前には、黄濁色の顔をしたお爺さんが来て立っていた。
— 田中貢太郎 『地獄の使』 青空文庫
今でもあの荒涼とした石山とその上の曇った濁色の空とがまざまざと目にのこっている。
— 芥川龍之介 『日光小品』 青空文庫
温泉は雲仙の白濁色に引かえて、無色透明、浴場も清潔なので入り心地がよい。
— 菊池幽芳 『雲仙岳』 青空文庫
自分の持つ色、あまり美くしくない混濁色、その色に纏まって立つ自分に若し、何か、批評の材料を与えれば、その批評は、直ちに、批評という域を踰えたものになり得べきことを、尚子夫人は見抜いて、それを未然に防ごうとするのだ、と正隆は考えを廻らしたのである。
— 宮本百合子 『渋谷家の始祖』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は濁色の絵の具を巧みに使い、アンティークな雰囲気を演出した。
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秋のコーディネートには、彩度を抑えた濁色を取り入れると落ち着いて見える。
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都会の空は、排気ガスの影響かどこか濁色を帯びている。
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