傍題
ぼうだい
名詞
標準
subtitle (e.g. of a book)
文例 · 用例
この本には、「寸鐵」と表題を打たれ、その傍題として、(又名、人生裏面觀)と印刷されて在る。
— 太宰治 『ラロシフコー』 青空文庫
都べての奇異な談は大概浅人妄人無学者好奇者が何か一寸した事を語り歪めるから起るもので、語り歪めの大好物な人は現在そこらに沢山転がっている至ってお廉いしろ物であるから、奇異な談は出来|傍題だ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
飲むも飲まぬも読むも読まぬも、人※の勝手で、刀根の川波いつもさらつく同様、紙に鉛筆のあたり傍題。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
五 大宅壮一氏の「再吟味」の対象 大宅壮一氏は「新潮」五月号で「マルクス主義文芸の自殺か暗殺か」といふ論文を発表され、それに『平林初之輔氏の「マルクス主義文学理論の再吟味」の再吟味』と傍題をつけてをられる。
— 平林初之輔 『諸家の芸術価値理論の批判』 青空文庫
この本が「ある神学青年の手紙の束」と傍題されたのは、その内容が広き意味におけるセオロジカルな課題として人生を考え、取り扱っているからである。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
…… ※ この第六の詩にだけは特に「朝の空」といふ傍題が附せられてゐる。
— 堀辰雄 『詩集「窓」』 青空文庫
雨の洩り傍題なのを、語の上だけの興味で、守るに絡めたのである。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
なる程、隠居してしまつた気で、芝居も休み傍題に、役者である事も忘れかけてゐる彼が、することである。
— 折口信夫 『戞々たり 車上の優人』 青空文庫
作例 · 標準
その小説のタイトルには、内容を補足する傍題がつけられていた。
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論文の傍題は、主題をより具体的に説明する役割を果たす。
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彼は映画の傍題から、物語の核心を読み取ろうとした。
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