滑稽諧謔
こっけいかいぎゃく
名詞
標準
smooth-talking and humorous
文例 · 用例
誹諧また俳諧は滑稽諧謔の意味だと言われていても、その滑稽が何物であるかがなかなかわかりにくい。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
このようにして和歌の優美幽玄も誹諧の滑稽諧謔も一つの真実の中に合流してそこに始めて誹諧の真義が明らかにされたのではないかと思われる。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
元禄以前にありては俳諧は決して正風以後におけるが如く滑稽諧謔の趣を排除せざりしなり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
余は滑稽諧謔を以て俳諧狂歌両者の本領なりと信ずる也。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
滑稽諧謔は実にこの両詩形の因りて以て発生し来りし根本の理由にあらずして何ぞや。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
南北朝以来戦乱永く相つぎ人心|諸行無常を観ずる事従つて深かりしがその厭世思想は漸次時代の修養を経てまづ洒脱となり次で滑稽諧謔に慰安を求めんとするに至れり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
滑稽諧謔は徳川氏の治世に及び上下一般を通じていよいよその時代の精神をなすに至るの観あり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
江戸の都人は最も惨澹たる天変地妖に対してもまた滑稽諧謔の辞を弄せずんば已む能はざりしなり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
作例 · 標準
彼の話術は、滑稽諧謔に富んでいて飽きさせない。
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落語家は、滑稽諧謔を交えながら物語を語る。
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その作家は、作品に滑稽諧謔のセンスを散りばめている。
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