念仏を唱える
ねんぶつをとなえる
表現動詞-一段
標準
to chant the nembutsu
文例 · 用例
つまる処、卑怯な、臆病な老人が念仏を唱えるのと大差はないので、語を換えて言えば、不残、節をつけた不平の独言である。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
おなじ発心をしたにしても、これが鰌だと引導を渡す処だが、これじゃ、お念仏を唱えるばかりだ。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
車麩の鼠に怯えた様子では、同行を否定されそうな形勢だった処から、「お町さん、念仏を唱えるばかり吃驚した、厠の戸の白い手も、先へ入っていた女が、人影に急いで扉を閉めただけの事で、何でもないのだ。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
程なく門跡様のお駕籠がまいりましたと見えて、なむあみだぶ、なむあみだぶ、と、念仏を唱える声が波の打つように聞えてまいりました。
— 田中貢太郎 『尼になった老婆』 青空文庫
本人も語らず、またかかる善根功徳、人が咎めるどころの沙汰ではない、もとより起居に念仏を唱える者さえある、船で題目を念ずるに仔細は無かろう。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
濃尾の震災に瓦の中から掘り出された生き仏はドンが鳴っても念仏を唱えるだろう。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
「手前こそ、今度こそは本当に念仏を唱えるがいい。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
貧弱な物資でヤリクリを上手に、合理化してもタカが知れており、共産主義だの経営の合理化だのとチャチなお題目や空念仏を唱えるよりも、ホテルをつくり、道路を良くし、外国から旅行客をつれこむ方が、どれぐらい実質的であるか分らない。
— 坂口安吾 『インテリの感傷』 青空文庫
作例 · 標準
瞑想中に、彼は静かに念仏を唱えた。
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困難な時にこそ、心を込めて念仏を唱えることが大切だ。
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亡くなった人への供養として、多くの人が念仏を唱える。
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