難ずる
なんずる
動詞-ずる変動詞-他動詞
標準
to criticize
文例 · 用例
然るに、あれだけの大災に予知が出来無かつたの、測震器なんぞは玩器同様な物であつたのと難ずるのは、余りに没分暁漢の言である。
— 幸田露伴 『震は亨る』 青空文庫
私は此を、難ずるのでも、嘲けるのでもない。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
そのこれを難ずるゆえんは……曰く……言い難しだから、表向きはどこへも通らぬ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
草し終りて静に内省するに、人を難ずるの筆は同じく己れを難ぜんとするに似たり。
— 北村透谷 『山庵雑記』 青空文庫
伏姫に対する八房は馬琴の創作にあらずと難ずるものもあれど、余はむしろ此を馬琴の功に帰するものなり。
— 北村透谷 『処女の純潔を論ず』 青空文庫
そのベルナルドオを難ずる詞は、多少我|創痍に灌ぐ藥油となりたれども、アヌンチヤタを貶むる詞は、わが容易く首肯し難きところなりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
その外、ハツバス・ダアダアの如く、むかし有望の少年たりしわが、今才盡き想涸れたるを歎ずるものあり、舞踏を善くする某の如く、わが舞場に出でゝ姿勢の美を闕くを憾むものあり、文法に精しき某の如く、わが往々|讀に代ふるに句を以てするを難ずるものあり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
その語調はいと温和にて、怨み憤る色もなく辨へ難ずる色もなし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
古い慣習を一方的に難ずるのではなく、その背景を理解する努力が必要だ。
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彼は事あるごとに政府の施策を難ずるが、対案を出したことは一度もない。
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上司のやり方を難ずるメールを誤って本人に送ってしまい、青ざめた。
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