親
おや
名詞頻度ランク #942 · 青空 13716 例
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文例 · 用例
それはもう、疲れしぼみ、悔とさびしい微笑としか持つてはをらぬけれど、それは此の世の親しみのかずかずが、縺れ合ひ、香となつて籠る壺なんだ。
— 中原中也 『疲れやつれた美しい顔』 青空文庫
しかもおまへはわがままに親しい人だと歌つてきかせる。
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
車が芝南寺の少し手前まで来ると、助手台に乗つてゐた谷丹三の親友が、急に停車を命じた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
ところで音楽批評家はといふと、「どうだ、夜の絵は――さう日光の御厄介ばかりならんで」なぞと画家に云ふ画家の叔父さんみたいな思ひ付きを並べるか、(まあその叔父さんなんざあ甥に親愛を感じて云つたのだからまあまんざら空無ではないがね。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
空想的な人物であつた彼女のお母さんは、アメリカで金持になつてゐる親戚に会ひに行つて、家を建てて貰はうなぞと考へた。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
親戚はネグロ達から家を逐ひ立てられてゐるといふ始末であつた。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
加ふるに黄熱病が猖獗を極めてゐて、ルモオルは船から船に移されて漸くのことで例の親戚の手に渡されたのだが、その親戚は貧乏になりはてちまつてゐたといふわけだ。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
然しまあ未来があつたのだが、それも諦めて、父親のためには田舎へ引籠らなければならなかつた。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
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