詩箋
しせん
名詞
標準
文例 · 用例
慧鶴青年は詩箋に落す筆を控えて、再び迷い始めた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
陸秋実の詩箋は、わたくしは一読過して鈔写するに及ばなかつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
蘭軒の歿後に、榛軒は抽斎、玄亭、椿庭の詩箋、枳園の便面、玄道の短冊を一幅に装ひ成したことがある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
徳さんの蔵する詩箋は下の如きものである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
交起挙賀と署してあり、又詩箋にも「清川」と「月十二日」である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
机の上には、厳然と詩箋がのべてある、麗々と筆がその傍に備へてある――大体、あいつは何のつもりなんだらう。
— 牧野信一 『極夜の記』 青空文庫
机の上には、厳然と詩箋がのべてある、麗々と筆がその傍らに備へてある――大体、あいつは何のつもりなんだらう。
— 牧野信一 『極夜の記』 青空文庫
この団扇には柄無し、大きく手に掴みて取れば乾隆の詩箋を捧ぐるが如し。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫