黒癩
こくらい
名詞
標準
black leprosy
文例 · 用例
白人というのは白癩であり、古久美というのは黒癩であった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
あなたのとことわたしのとこくらいのものですよ、本家分家があんな粗末な位牌堂に同居してるなんて。
— 葛西善蔵 『父の葬式』 青空文庫
けれど、梅雨のころの田舎は悒欝しくって、とても長くは辛抱していられないので、京都の女のいる二階座敷の八畳の間が、広い世界にそこくらい住み好いところはないような気がするので、いずれ夏には紀州の方の山の上に行くつもりではあるが、一週間ばかりして、またそこへ舞い戻って来た。
— 近松秋江 『狂乱』 青空文庫
どの患者の量よりも少ない私の尿は、大瓶の底のほうに黄衣のすそを見るように乏しいものであったと書けば、なかなかに尿にも美観はあるが、実際は子供のおしっこくらいしかなかった。
— 室生犀星 『われはうたえども やぶれかぶれ』 青空文庫
五つそこそこくらいの女の子が、雑巾みたいなびしょぬれのぼろ着物を着て、震えながら泣いているのだ。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
五、六十畳そこそこくらいのものだったでしょうか?
— 橘外男 『棚田裁判長の怪死』 青空文庫
プウンと饐えた臭いを身体から発散させて、見るからに貧弱な小男の、年の頃はまだ四十そこそこくらいであったろうか?
— 橘外男 『陰獣トリステサ』 青空文庫
作例 · 標準
古い医学書には、重篤な皮膚症状を呈する黒癩についての記述がある。
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歴史小説の中で、村を追われた男が黒癩を患っているという設定があった。
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かつて黒癩と呼ばれた病状も、現代医学では適切な治療が可能になっている。
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