きかん気
きかんき
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
unruly (e.g. of a child)
文例 · 用例
さういふところに来る芸者だから、三味線もよく弾けないやうな人達だつたけれども、その中の一人は、まだ十八九にしか見えない小柄な女の癖に、あばずれたきかん気の人らしかつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
ふだんはおとなしい心の弱い性で居ながら、相手が嵩にかかつて来るとなると、何ものも恐れないと云ふきかん気が此男の頭の中に燃えたつのである。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
栄蔵より四つばかり年下で、いつもきたない身装をしてゐたが、なかなかきかん気で、紙鳶のことなら何でも知つてるやうな口をきいた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
背たけが思いきって低く、顔形も整ってはいないが、三十女らしく分別の備わった、きかん気らしい、垢ぬけのした人がそれに違いないと思った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
やかましやの、きかん気の、亭主をしりに敷いている女だということは町内でも評判だからだれも知っておりますが、ほかのことといったら、まず――」「何かあるか!
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
」 男は、何方かといえば子供らしい、きかん気の子供らしいその外国人の顔を見下しながら、敷居の上から薄笑いした。
— 宮本百合子 『思い出すこと』 青空文庫
直木三十五は持前のきかん気から中間層のインテリゲンチャが、ファッショ化と共に人道主義的驚愕を示し然も自身では右へも左へも、ハッキリした態度を示し得ないことに憤慨して、「俺は此の世に恐ろしいものはない。
— 宮本百合子 『ブルジョア作家のファッショ化に就て』 青空文庫
一方、ビレラフォンは、子供の手を取ったまま、灌木の中からのぞいて見ましたが、こんな美しい見ものもなければ、また、これほどはげしい、きかん気の眼をした馬もないと思いました。
— A WONDER BOOK FOR BOYS AND GIRLS 『ワンダ・ブック――少年・少女のために――』 青空文庫
作例 · 標準
「あの子は小さい頃からきかん気な性格で、一度言い出したら絶対に後に引かないんだ。」
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「きかん気の強い末っ子が、珍しく泣き言を言わずに重い荷物を運ぶ手伝いをしている。」
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「おてんばで、どこかきかん気の強そうな目元が、亡くなった祖母にそっくりだ。」
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