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山兎

やまうさぎ
名詞
1
標準
mountain rabbit
文例 · 用例
南海霊山の岩殿寺、奥の御堂の裏山に、一処咲満ちて、春たけなわな白光に、奇しき薫の漲った紫の菫の中に、白い山兎の飛ぶのを視つつ、病中の人を念じたのを、この時まざまざと、目前の雲に視て、輝く霊巌の台に対し、さしうつむくまで、心衷に、恭礼黙拝したのである。
泉鏡花 縷紅新草 青空文庫
白い山兎が窪地へ向けて毬のように転がっていったりした。
佐左木俊郎 恐怖城 青空文庫
すなわちここに兎と書くのは英語でヘヤー、独名ハーセ、ラテン名レプス、スペイン名リエプレ、仏名リエヴル等が出た、アラブ名アルネプ、トルコ名タウシャン、梵名|舎々迦、独人モレンドルフ説に北京辺で山兎、野兎また野猫児と呼ぶとあった。
兎に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
山兎が二三|疋、あとを追ふやうに、躍つて駈けた。
泉鏡花 妖魔の辻占 青空文庫
おとなりの坊ちやんが山兎の仔を二匹捕へて来てゐる、山の日向で遊んでゐるところを捕へたといふ、親兎が心配してゐることだらう、私はいつも思ふ、人間ほど得手勝手な、残忍な、恥知らずの、悪賢い動物は他にゐない!
種田山頭火 松山日記 青空文庫
おとなりの坊ちやんが山兎の仔は死んでしまつたといふ、それがほんたうだが、かあひさうなことだつた。
種田山頭火 松山日記 青空文庫
山兎の仔よ”三月十五日 曇。
種田山頭火 松山日記 青空文庫
軽く山兎に似た土の匂いが肉にかおり、それが一種の風味となって私の食欲を刺戟した。
佐藤垢石 たぬき汁 青空文庫
作例 · 標準
深い森の中を歩いていると、偶然、山兎がぴょんと飛び跳ねていくのを見た。
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山兎は警戒心が強く、なかなか姿を現さないことで知られている。
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絵本で見た山兎のように、野山を駆け回る生活に憧れる。
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