島台
しまだい
名詞
標準
ornament representing the Isle of Eternal Youth
文例 · 用例
九月二日 曇 朝大学へ行って破損の状況を見廻ってから、本郷通りを湯島五丁目辺まで行くと、綺麗に焼払われた湯島台の起伏した地形が一目に見え上野の森が思いもかけない近くに見えた。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
しかし、お祝言の時などの島台の、れいの蓬莱山、尉姥の身辺に鶴と一緒に侍つて、鶴は千年、亀は万年とか言はれて目出度がられてゐるのは、どうやらこの石亀のやうで、すつぽん、たいまいなどのゐる島台はあまり見かけられない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ぎょっとして、それから二人こわごわ這い出し、襖をそっとあけてみると、祝い物の島台に飾られてある伊勢|海老が、まだ生きていて、大きな髭をゆるくうごかしていたのである。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
」 唐織衣に思いもよらぬ、生地の芸妓で、心易げに、島台を前に、声を掛ける。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
がらりあけて中を見ると、島台に飾られた紅白ふたいろの結納綿が名人の目を射ぬきました。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
城島台、眺望はすばらしいらしいが、霧で視野はすつかり遮られてしまつた。
— 種田山頭火 『道中記』 青空文庫
小さい島台や、銚子、盃なども、いつの間にか、浅い床に据えられた。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
二十 婚礼|沙汰が初まってから、毎日のように来ては養父母と内密で談をしていた青柳は、その当日も手隙を見てはやって来て、床の間に古風な島台を飾りつけたり、何処からか持って来た箱のなかから鶴亀の二幅対を取出して、懸けて眺めたりしていた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
作例 · 標準
お正月の床の間には、縁起物の島台が飾られていた。
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結婚披露宴で、夫婦の長寿を願って島台が用意された。
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能の演目には、蓬莱の島台にまつわる物語が多い。
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