愚俗
ぐぞく
名詞
標準
foolish customs
文例 · 用例
その子衡父の屍を覓めて得ざりければ、鵠の足を縻いで石崖頂に置き、白日昇天したと言い触らし、愚俗これを信じて子孫を天師と崇めた(『五雑俎』八)。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
こゝな地藏尊は、鐵砲除けの御利益ありとの事にて、祈願者多く、いよ/\御利益あらはれ、愚俗が隨喜渇仰の涙したゝりて、幾萬圓の寄附金となり、やがて、改築せられて、裏店ずまひの地藏尊、一躍して大廈高樓に移り替へし給ふべき由は、金額と寄附者の名とを記せる張札の夥しきにても知られたり。
— 大町桂月 『春の郊外』 青空文庫
我邦愚俗異邦を汎稱してカラといふ。
— 喜田貞吉 『蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず之に潜みて』 青空文庫
しかもまた一方には圧迫を加えんとする愚俗もある。
— 平野長蔵 『尾瀬沼の四季』 青空文庫
俗説とは愚俗の説明にして、例えば、海上にて風波に際会すれば、愚俗これを解して曰く、「海神、祟をなすなり」と。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
再生とは、これまた俗説の一種にして、愚俗中には、「死したる子供の身体に黒点を印して葬るときは、必ずこれと同じき場所に黒点を有する子供の、後に生まるるあり。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
余輩愚俗の妖怪とするは、おおかたこの類ならんか。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
これを親類に限ると思うは、愚俗の迷信と申さねばならぬ。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
作例 · 標準
私たちを妨げているこれらの愚かな慣習はやめるべきだ。
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村の長老たちは、愚かな慣習を変えることに消極的だった。
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彼の家族は、奇妙で愚かな慣習で知られていた。
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