霊能
れいのう
名詞
標準
spiritual ability
文例 · 用例
蛮野より文化に進みたるは左までの事にあらず、この至妙なる霊能霊神を以て遂には獣性を離れて、高尚なる真善美の理想境に進み入ること、豈望みなしとせんや。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
この事汝に可能なるかと詰問されて、彼は神の霊能の前に首を垂れざるを得なかったのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
だからこの元始細胞の一粒一粒は、その環境の変化に応じてアラユル意識だの、感情だの、判断力だのを現わし得る、無限の霊能を持っていたものである。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
自分以外の無機物、有機物を同化して、自己を増大し分裂すると同時に、その分裂した近所合壁の細胞同志に、お互いの感覚や意識を反射交感させ合う霊能までも一緒に持っていたのだ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
その霊能でもって見る見るうちに成長し、分裂し、結合し、反射交感して、一心同体となって共鳴、活躍しつつ、自分達の共産的霊能を飽くまでも地上に発揮すべく、次第に高等複雑な姿に進化し初めたではないか。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
同時に吾々が今日まで迷信させられて来た脳髄の偉大な内容は、実は全身の細胞の一粒一粒に含まれている無限の霊知霊能が、そこで反射交感されているのを錯覚していたものだ……ちょうど電話交換局が、都会を支配していると考えるように……という事実が、何のタワイもなく点頭かれるだろう。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
そのような、殆ど全智全能ともいうべき大作用のすべては、帰納するところ、結局、最初のタッタ一粒の細胞の霊能の顕現でなければならぬ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
換言すれば現代人類の、かくも広大無辺な文化と雖も、その根元を考えてみると、こうした顕微鏡的な存在に過ぎない細胞の一粒の中に含まれている霊能が全地球表面上に反映したものに外ならぬのである。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分に霊能があると信じており、時々不思議な体験を語る。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
科学的には証明できないが、彼女の持つ霊能は本物だと感じる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
その一族は、代々特殊な霊能を受け継いでいると言われている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro