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立て場

たてば
名詞頻度ランク #862 · 青空 15
1
標準
stopping place for horse-drawn carriages and rickshaws (Edo period)
文例 · 用例
冬の間に燃き捨てた石炭殻の堆のほかには、靴のふみ立て場もないほどにクロヴァーが茂って、花が咲きほこっていた。
有島武郎 フランセスの顔 青空文庫
立て場まで迎えにやった車が来たのでねえさんと門まで送って出た。
寺田寅彦 竜舌蘭 青空文庫
西那須驛の自動車立て場の人があまり横暴で面白くなかつた話も繰り返された。
岩野泡鳴 鹽原日記 青空文庫
そして「それが當り前です」と、立て場のものらは僕らを乘せてからも怒鳴つてゐた。
岩野泡鳴 鹽原日記 青空文庫
峠に立て場があって、赤飯を売っている、それを疲れた余りたらふく喰って少し腹を痛めた。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
この立て場は往年筑波山の落人で有名なる藤田小四郎が休息して、『将軍酔臥未全醒』、と詠じて壁に記したとの言伝えがあるが、それは後に聞いたので、私は見ずにしまった。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
古子姓を立てゝゐる、仲の兄進が、造士館高等学校の生徒で、まだ汽車の矢嶽を越えなかつた頃、薩摩領に入つたとある立て場で、馬車の窓から、折口と書いた茶屋の表札を見て来た話を聞いて、兄弟、若い心に名状の出来ぬ心強さと、不思議さとを感じ合うたことであつた。
折口信夫 折口といふ名字 青空文庫
其後地図で見ると、其立て場のあつた、と思はれる処から西へ離れて、折口と言ふ大きな村のあるのを見つけて、其村から出た家であつたものかと考へた。
折口信夫 折口といふ名字 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の旅人にとって、街道沿いの立て場は、草鞋を脱いで一息つける絶好の休息場所だった。
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古い古地図を頼りに、かつて立て場があったとされる場所を訪ねると、今は小さな石碑が残るのみだった。
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立て場で茶を飲みながら、次の宿場までの道のりや天候の情報を交換する旅人の姿が目に浮かぶ。
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2
標準
wholesale rag dealer
作例 · 標準
曾祖父は明治の頃、下町の路地裏で立て場を営み、古布や古着の回収で生計を立てていた。
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立て場には毎日大量の襤褸が運び込まれ、職人たちが手際よく素材ごとに仕分けを行っていた。
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「昔はこの辺りにも立て場がいくつかあって、威勢のいい声が響いていたもんさ」と老人が懐かしむ。
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