武経
ぶきょう
名詞
標準
文例 · 用例
いと古くより秩父の郡に拠りて栄えたる丹の党には、その初めてここに来りし丹治比武信、また初めてここを領せし武経などの如く、武の字を名につけたるもの多ければ、あるいは武光というものもありしかと思わる。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
『武経』に黄帝軍の両翼に騎兵を備うる事あり。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
武経七書を読んでいるのである。
— 国枝史郎 『開運の鼓』 青空文庫
戦国以降明清ニ至ル兵家ノ書、孫呉、司馬法、尉繚子、素書、李衛公問対、大白陰経、武経総要、虎※経、何博士ノ備論、守城録、江南経略、紀効新書、練兵実記、武備志ノ数百数部ニ止マラズ。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
……そんな或る日、中村へ養子にいっている三兄が客に来た、彼はちょうど武経考証という本の綴じ直しをしていたところで、嫂から知らされたが、手が放せなかったから続けていると、おいどうしたと云いながら、三兄がずかずかやってきた。
— 山本周五郎 『ひやめし物語』 青空文庫