生まれて初めて
うまれてはじめて
表現副詞
標準
for the first time in one's life
文例 · 用例
大目付様にも何にも生まれて初めて見る御状箱で御座いましたけに、よくわかりませなんだが、お先方様のお名前は渋川様と御座いましたが……渋川ナニ吾様とか……」「エッ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
銀座尾張町から上野の展覧会へ行く積りで、生まれて初めての地下鉄へ降りてみる。
— 夢野久作 『恐ろしい東京』 青空文庫
生まれて初めて会う文壇人に対する期待が皆外れてしまったので……けれども、それと同時にこの青年がタマラなくなつかしい人物に見えて来たのは不思議であった。
— 夢野久作 『怪青年モセイ』 青空文庫
彼は日本の文字がそうであり、短歌|俳諧がそうであり、浮世絵がそうであると言い、また彼の生まれて初めて見たカブキで左団次や松蔦のする芝居を見て、その演技のモンタージュ的なのに驚いたという話である。
— 寺田寅彦 『ラジオ・モンタージュ』 青空文庫
生まれて初めて自分が教わったと思われる書物は、昔の小学読本であって、その最初の文句が「神は天地の主宰にして人は万物の霊なり」というのであった。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
いずれも生まれて初めて飛行機に乗って珍しく感じたことを談り合ってそれを全国の聴取者に聞かせるのである。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
「こんな屑記事、生まれて初めてだ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
殊に為吉らは生まれて初めて江戸へ出たと云うのであるから、何が何やら殆ど夢中で、この不意の出来事についてはただ茫然としているばかりであった。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
例句