幻辞.com

脳脊髄

のうせきずい
名詞
1
標準
文例 · 用例
中学に通っている時分、軽い熱病にかかったり、脳脊髄に痛みを覚えたりすると、ここへ駈けつけて来たが、家はその時の様子と少しも変りがなかった。
徳田秋声 青空文庫
局長が官界の逸民たる高橋健三で、翻訳課長が学界の隠者たる浜田健次郎、その下に古川常一郎、陸実等、いずれも聞ゆる曲者が顔を列べ、而して表玄関の受附には明治の初年に海外旅行免状を二番目に請取って露国の脳脊髄系を縦断した大旅行家の嵯峨寿安が控えていた。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
花嫁の容態はその後脳脊髄膜炎と変じて、約一ヶ月の後平熱にかえったが、脳を冒されて白痴のようになってしまった。
小酒井不木 血の盃 青空文庫
ナリン太子殿下横浜御出航以来御不例|予テ船医ニ於テ流行性|脳脊髄膜炎ト診断船中ニ於テ御加療中ノ処病勢御険悪発熱三十九度五分|囈言アラセラレ、嘔吐数回嗜眠状態ニアラセラルル旨イキトス号船長ヨリノ無電ニ接ス。
橘外男 ナリン殿下への回想 青空文庫
シャアが感染するほど激烈な脳脊髄膜炎ならば、なぜ同行の大使館員二人には染らないのでしょう!
橘外男 ナリン殿下への回想 青空文庫
しかし病気が個人に取りつくと医学は多くの場合いまでも無力であって何千人もの人たちが毎年、肺炎、脳脊髄膜炎、産褥熱のような病気で死亡している。
Civilization And Disease (1943) 文明と病気 青空文庫