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巡見

じゅんけん
名詞
1
標準
文例 · 用例
――で、民情視察、巡見でないのが先づ嬉しい。
泉鏡太郎 怪力 青空文庫
義雄はそれで思ひ出したが、樺太ノダサンの殖民豫定地を巡見する時、濕地蕗や大いたどりの人影を沒する間をかき分け、水芭蕉や、濕地ぜんまいや、道一面の木賊などを踏み行き、一條の小流れへ出ると、ちよツとしたドロ柳の曲りくねつた幹の上で、二三匹の栗鼠が遊んでゐるのを見た。
放浪 泡鳴五部作 青空文庫
清水谷様|爰許御巡見有之総督御召に而、一統無怠慢在陣之段神妙之至、尚宜敷と御口上有之候由。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
それから東町奉行所との間に往反して、けふ十九日にある筈であつた堀の初入式の巡見が取止になつた。
森鴎外 大塩平八郎 青空文庫
町奉行になつて大阪に来たものは、初入式と云つて、前からゐる町奉行と一しよに三度に分けて市中を巡見する。
森鴎外 大塩平八郎 青空文庫
予定通にすると、けふは天満組を巡見して、最後に東照宮附近の与力町に出て、夕七つ時には天満橋筋|長柄町を東に入る北側の、迎方東組与力|朝岡助之丞が屋敷で休息するのであつた。
森鴎外 大塩平八郎 青空文庫
けふの巡見を取り止めたのはそのためである。
森鴎外 大塩平八郎 青空文庫
巡見が取止になつたには、仔細がなうてはならぬ。
森鴎外 大塩平八郎 青空文庫