幼名
ようめい異読 ようみょう・おさなな
名詞
標準
childhood name
文例 · 用例
それは武の幼名を徳助と言ってから、十二三のころ、徳の父が当世流に武と改名さしたのだ。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
ところで私は岩次郎=これは聖者の幼名=の求道の望みを知ってだいぶこの聖者に対する敵愾心が薄らいで来た。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
人々は戯れに千の与四郎、――茶祖の利休の幼名をもって彼を呼ぶようになった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
いまも、修治(私の幼名)に言っていたのだが、何か不自由なものがあったら、俺の家へ来なさい。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
」と私の幼名を呼ぶ者がある。
— 太宰治 『雀』 青空文庫
だから政宗は満海の生れ代りであろうと想われ、そして梵天丸という幼名はこれに因りて与えられた。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
満海の生れ代りということを保証するのは御免|蒙りたいが、梵天丸という幼名だったことは虚誕では無く、又其名が梵天|帝釈に擬した祝福の意であったろう事も想察される。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
ドミチウス(ネロの幼名)と呼ばれた。
— 太宰治 『古典風』 青空文庫