吾妹
わぎも
名詞
標準
my love
文例 · 用例
少歳は單純な生れつきより、平生若殿を神の如くに思うてゐたのであるが、今現在の吾妹が其若殿の戀人と聞て、これは只事ではないといふのである。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
相見ずて日長くなりぬ此頃は如何に好去くやいぶかし吾妹 つくしも、しゃれてると思った。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
相見ずて日長くなりぬ此頃は如何に好去くやいぶかし吾妹正子様一夫兄より」 まず、ざっと、こんなものだ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
おゝ、恋しや、妻よ――と私は沁々として、思はず胸のうちで、鹿の鳴く声きけば吾妹子の夢忍ばるゝ――云々といふ唄のメロデイを切々と伝ふてゐた。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
故に吾妹子先生の諢名を負へりとぞ。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
けだし元義は熱情の人なりしを以て婦女に対する愛の自ら詞藻の上にあらはれしも多かるべく、彼が事実以外の事を歌に詠まざりきといふに思ひ合せても吾妹子の歌は必ず空想のみにも非るべし。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
さればその歌に吾妹子の語多きに対してますらをの語多きが如きまた以て彼が堂々たる大丈夫を以て自ら任じたるを知るに足る。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
吾妹子が額におふる雙六のことひの牛の鞍の上の瘡 此歌は理窟の合はぬ無茶苦茶な事をわざと詠めるなり。
— 正岡子規 『萬葉集卷十六』 青空文庫
作例 · 標準
「ああ、吾妹よ、君の笑顔は私の心を癒す。」
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古の歌には、恋しい吾妹を想う歌が多く詠まれている。
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旅立つ日、彼は別れを惜しみ、吾妹にそっと手を握った。
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