百千万
ひゃくせんまん
名詞
標準
multitudinousness
文例 · 用例
(無上|甚深微妙法 百千万|劫難遭遇 我今見聞得受持 願解|如来第一義) 力いっぱい声かぎり、夜風はいのりを運び去りはるかにはるかにオホツクの黒い波間を越えて行く。
— 宮沢賢治 『柳沢』 青空文庫
「諸君、祭司長は、只今既に、無言を以て百千万言を披瀝した。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
空に浮んだおからだが、下界から見る月の中から、この世へ下りる間には、雲が倒に百千万千、一億万丈の滝となって、ただどうどうと底知れぬ下界の霄へ落ちている。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
恐れ入った妙作で、綿々たる情緒、傾くまでの月を見しかな、と彼の様に「かな」の二字のピンと響く「かな」は今に至るまで百千万度も使われたかなの中にも滅多には無い。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
それは永遠に通ずるというのか、幽玄に導くというのか、無量百千万のまぼろしが表に陰に陽炎の如く立騰ってはかつ消え、それに抽き出される僕の想いもまた無量百千万の詩なのだ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
この世に生を享けるということは、実に、百千万億|恒河沙劫無限の時間の中でも誠に遇いがたく、ありがたきことです。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
腰を捻って、艪柄を取って、一ツおすと、岸を放れ、「ああ、良い月だ、妙法蓮華経如来寿量品第十六自我得仏来、所経諸劫数、無量百千万億載阿僧祇、」と誦しはじめた。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
「妙法蓮華経如来寿量品第十六自我得仏来所経諸劫数無量百千万億載阿僧祇。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
作例 · 標準
夜空には百千万の星が輝き、息をのむような美しさだった。
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この図書館には百千万の書籍があり、一日ではとても見きれない。
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彼の頭の中には百千万のアイデアが溢れていて、どれから手をつけるか迷う。
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