懐具合
ふところぐあい
名詞
標準
one's financial situation
文例 · 用例
今朝嘆いていたんで訳を聞いてみると、良い部屋があるんだけど懐具合に見合わなくて、かといって家賃を折半する人間も見つからないとか。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
そんな連中が、こんな品物に釣られる程度に東京慣れしない田舎者で、しかも、懐具合いは割り合いにいい事が推測されるであろう。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
当時はヒョロヒョロの貧弱な苗でいかにも献納者の懐具合を語っているようだった杉の若木が、今では日本の輪奐美に、うるわしい調和を見せて、寄進元の頭の良さを示している。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
第一、いくら双生児でも、あんなによく似た双生児は、滅多にあるものでは無く、よしや有ったにしても、礼子の懐具合から言えば、少し贅沢過ぎる位な服装を、二人で対に用意するというのも容易ではありません。
— 第四夜 恋の不在証明 『新奇談クラブ』 青空文庫
十手なんか内懐に突っ張らかして、わずかばかりの湯銭を誤魔化しゃしめえな」「とんでもねえ、そんな不景気な事をするものですか――不景気と言や、親分、近頃銭形の親分が銭を投げねえという評判だが、親分の懐具合もそんなに不景気なんですかい」「馬鹿にしちゃいけねえ、金は小判というものをうんと持っているよ。
— 結納の行方 『銭形平次捕物控』 青空文庫
オーソドックスにぞくしていないから、松屋の重役の懐具合を×××にしなければならなかったまでで、丁度、オーソドックスでなかったればこそ、武器をわざわざ民間の銃砲店から××して来なければならなかったのと、全く同じ現象だったのである。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
下足一つで人柄や懐具合を鑑定する術は、江戸の昔から、お茶屋と宿屋の姐さんの特技と言って宜いでしょう。
— 橋の上の女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
こちらの懐具合ぐらい向こうも百も承知であろうから、体裁を繕っただけの回答だったに違いない。
— 澤西祐典 『くじらようかん』 青空文庫
作例 · 標準
今月の懐具合を考えると、外食は控えた方がいいだろう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「最近どう?懐具合は?」
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は自分の懐具合を顧みず、友人のために大金を貸した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash