仮の宿り
かりのやどり
名詞
標準
temporary dwelling
文例 · 用例
説明はどこまでも、それは仮の宿りであります。
— 三澤勝衛 『自力更生より自然力更生へ』 青空文庫
してみればいま眼前のこの静寂は、仮の宿りにほかならぬ。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
今宵の雪の宿りもまた、所詮はわが一生の間にたまさかに恵まれる仮の宿りに過ぎないのだ。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
つまり、執政ノ皇子にしてみれば、母后、妹の宮、一の皇女と、わづか三年のうちに三つも重なつた血をわけた亡骸を、古京の土に葬るための時を待つ、ほんの仮の宿りのやうな気持がされるのである。
— 『白鳳』第一部 『春泥』 青空文庫
又知らず、かりのやどり、誰が爲に心を惱まし、何によりてか目をよろこばしむる。
— 鴨長明 『方丈記』 青空文庫
作例 · 標準
この世はあくまで仮の宿りに過ぎず、いつかは真の住処へ帰る日が来ると彼は信じていた。
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「ふう、今夜はこの仮の宿りで体を休め、夜明けとともにまた次の街へ発つとしよう。」
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豪華な邸宅を構えても、孤独な彼にとっては安らぎが得られない仮の宿りでしかなかった。
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修行僧は険しい山道に小さな庵を結び、そこを魂の仮の宿りとした。
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