さる事
さること
名詞
標準
something like that
文例 · 用例
)よくまあそんなに何もかも一度にお話しなさる事が出来ましたのね。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
)わたくしの方では、きのうの事は幕明の音楽で、忙しい調子の中へ、あらゆるモチイヴを叩き込んだものに過ぎないので、これからが本当の曲になると云いたいのですが、あなたには、何んと云ってもそう考えて下さる事が出来ないのですね。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
時々は世俗のいわゆる大作を見せてくださる事を切望する。
— 寺田寅彦 『昭和二年の二科会と美術院』 青空文庫
同じ日の夜に入つて、婿君から、先むじて親書が来て、――病床に臥してより、衣絵はどなたにもお目に掛る事を恥かしがり申候、女気を、あはれ、御諒察あつて、お見舞の儀はお見合はせ下されたく、差繰つて申すやうながら、唯今にもお出で下さる事を当人よく存じ、特に貴兄に対しては……と此の趣であつた。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
手紙だけでは、誤解も生じて、お気をわるくなさる事があったりすると困るから。
— 太宰治 『千代女』 青空文庫
色慾のつつしむべきも、さる事ながら、人間あんまり金銭に意地汚くこだわり、モトを取る事ばかりあせっていても、これもまた、結果がどうもよくないようだ。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
老女 ――その一つは、あなたが素直にわたしの娘と結婚して下さる事。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
と、斯く認めて筆を止めると、日出雄少年は沈める聲に『あゝ、大佐の叔父さんは、私共が今日歸るか、明日歸るかと待つていらつしやる處へ、此樣な手紙が行つたら、どんなにか喫驚なさる事でせう。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
作例 · 標準
あの事件は、さる事、つまり、世間を騒がせるような大きな出来事だった。
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その話は、さる事として処理され、二度と公にされることはなかった。
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彼の言葉の裏には、さる事(ある種の事情)があると感じた。
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標準
something natural
作例 · 標準
人が年を取れば記憶力が衰えるのは、さる事(自然なこと)である。
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この地域で夏に夕立があるのは、さる事ながら日常の風景だ。
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あの二人が結婚したのは、さる事(当然のこと)として周囲も納得していた。
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