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勅題

ちょくだい
名詞
1
標準
theme of the Imperial Poetry Contest
文例 · 用例
日清戦争の当時、出征軍人が羨ましくて、十五歳を満二十歳と偽り軍夫になって澎湖島に渡った経歴もある男で、今は村の巡査をして、和歌など詠み、新年勅題の詠進などして居る。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
白梅の月をさゝげて寒さかな    りん女 明治の末に「寒月照梅花」という勅題が仰出された時、誰かがいろいろ古歌の例を引いたものを見たら、月に梅を配したものはあっても、寒月という感じのものは少かった。
柴田宵曲 古句を観る 青空文庫
(昭和八年一月)風雅界の新年摺物宗匠や画伯が得意の試筆 新年の摺物、例えば俳諧師の三節、謡曲家の勅題小謡、画家の試筆、和歌狂歌の祝詠摺物など、近年はほとんど葉書の賀状に奪われたが、明治時代はもっぱら特別の摺物として知己へ配ったものだ。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
中にも尾形月耕翁は干支と勅題とを描いた短冊二枚、あるいは色紙形の一枚摺など念入りの木版極彩色、さすが版画家としての特色を示して面白い。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
それゆえに都鄙雅俗というがごとき理由もない差別標準を、みずから進んで承認する者がますます多く、その結果として国民の趣味統一はやすやすと行われ、今でも新年の勅題には南北の果から、四万、五万の献詠者を出すような、特殊の文学が一代を覆うことになったのである。
柳田国男 雪国の春 青空文庫
作者がぜひとも一段とえらい人、秀でた才能を持つ人なることを要せず、新年の勅題に向かって何万の献詠あるごとく、歌人、俳人、短篇小説家という者が、ほとんど地方の青年の数だけもあって、彼らは単に有名と無名との差別だけを、真剣になって争っているという現在の日本風も、これで始めて少しばかり説明が付くのである。
柳田国男 雪国の春 青空文庫
作例 · 標準
「新春恒例の歌会始に向けて、今年の勅題にちなんだ和歌を何首か詠んでみた。」
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「博物館には、歴代の天皇が下された勅題に基づいた見事な工芸品が展示されている。」
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「書道のクラスで、今月の課題として今年の勅題を力強い筆致で書き上げた。」
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