書簡箋
しょかんせん
名詞
標準
letter paper
文例 · 用例
「すっかり濡れてしまいましたけれど、どうやら開きました」 母親は四つに折った書簡箋をそっと抜き出して拡げた。
— 岡本かの子 『快走』 青空文庫
私は、最も簡単な書簡文を書かうと、あせりながら、一行書いては駄目にし、三行書いては破棄して、午までに、書簡箋を一冊費した。
— 牧野信一 『素書』 青空文庫
机の引出から、万年筆と書簡箋を出した。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
書簡箋、小形の封筒、そんなものを順々にお蔦が私の枕許に並べたてた。
— 水野仙子 『響』 青空文庫
奇妙な店頭の封筒 東京市中到る処の縁日や露天には、封筒や書簡箋の店が多い。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
彼が留守だと、その机の抽出をあけて書簡箋にいたづら書きをしたり、悪意ではないんだが、他人から借りた物は返し忘れて紛失させたりして平気だつた。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
小判の白い平凡な書簡箋に見馴れた父の万年筆の筆蹟で、ところどころ消したり、不規則に書体を変えたり、文句を訂正したりしながら二十行の詩が書かれているのであった。
— 宮本百合子 『わが父』 青空文庫
「古文を用いますと、空っぽで内容はなくとも、八行の書簡箋はいっぱいに埋められるわけであります」ははあと、感服した。
— 宮本百合子 『書簡箋』 青空文庫
作例 · 標準
丁寧な手紙を書くために、美しい書簡箋を選んだ。
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彼女は、いつも柄の入った書簡箋を使っている。
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「この書簡箋は、インクの乗りが良くて書きやすい。」
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