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上下動

じょうげどう
名詞
1
標準
vertical motion (in earthquakes)
文例 · 用例
ただ縦揺れのために起る上下動は、船の中央部が比較的一番少ないから、近来の良い船の一等室は大抵船の中ほどに置いてある。
寺田寅彦 汽船の改良 青空文庫
上下動何寸、水平動何寸という大ゆれのほかに、このような複雑な大震動が交っていた事を思えば、東大の地震計が匙を投げたのも無理はない。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
彼は、大きな口でもあけてゐるらしく新聞紙のそのあたりはさかんな上下動にふくれたり吸ひついたりして天幕のやうであつた。
牧野信一 奇友往来 青空文庫
そして、この権衡は、常に平均を保つやうに――時には際立つた上下動があるにしても、それが全く顛倒しないやうによく平均を保つてゐるといふことが、最も必要であらうと思ふ。
田山録弥 新しい生 青空文庫
BUMPと称する小急下降運動は、ちょうど船に波浪が作用するように、気流の上下動に乗って機が小刻みに揺れるだけのことです。
虹を渡る日 踊る地平線 青空文庫
作品はその自からなる生成の密度で比重が重く沈澱して左右水平の動きを示している上で、作家が体一つで上下動的運動を示し、とび上ったり落ちたり、そのことの重さで益々作品は平たくおしつぶしてゆくような奇妙な姿が現れた。
――現代文学の多難性―― 昭和十五年度の文学様相 青空文庫
今年のしめくくりとして考察するなら、私たちは慎重に、この上下動と水平動との間にある角度の本質を見きわめなければならないのではあるまいか。
――現代文学の多難性―― 昭和十五年度の文学様相 青空文庫
新しい日本というものの目安からごく概念的に一方的に下される過去の文学への批判の性質を噛みわけて文学の問題として摂取成長してゆくより先、作家というものの文化的存在の可能不可能、ひいてはたつきの問題へ性急に迫って現れて、そこで作品とは切りはなれた作家の上下動が見られるということになった。
――現代文学の多難性―― 昭和十五年度の文学様相 青空文庫
作例 · 標準
地震の激しい上下動で、棚から食器が次々と落ちて割れた。
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車が舗装されていない道を通るたび、激しい上下動に襲われる。
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波の上下動に合わせて、船がゆっくりと揺れている。
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