売品
ばいひん
名詞
標準
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文例 · 用例
ドイツのある書店に或る書物を注文したらまもなく手紙をよこして、その本はアメリカの某博物館で出版した非売品であるが、御希望ゆえさし上げるように同博物館へ掛け合ってやったからまもなく届くであろうと通知して来た。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
これが日本の書店だと三月も待った後に御注文の書籍は非売品の由につきさよう御承知くだされたしという一枚のはがきを受け取るのではなかったかと想像する。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
露店の売品の値価にしては、いささか高値じゃ思わるるじゃろうが、西洋の話じゃ、で、分るじゃろう。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
余の事にしくしく泣き出すと、こりゃ餒うて口も利けぬな、商売品で銭を噛ませるようじゃけれど、一つ振舞うて遣ろかいと、汚い土間に縁台を並べた、狭ッくるしい暗い隅の、苔の生えた桶の中から、豆腐を半挺、皺手に白く積んで、そりゃそりゃと、頬辺の処へ突出してくれたですが、どうしてこれが食べられますか。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
商売品の生麻の匂いも少しいたします。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
売品の首飾りや耳飾りが簾のように下っている軒の間から爆発したような灯が透けていた。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
奥では燻製の鰊や、蟹の鑵詰の鑵や、シトロン、麦酒の瓶などが、売品として、二、三の卓上に飾り立ててもあった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
目録というは売品では無い。
— 内田魯庵 『灰燼十万巻(丸善炎上の記)』 青空文庫
作例 · 標準
デパートの催事場で、珍しい地方の売品が並んでいた。
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この売品は、人気が高くすぐに売り切れてしまう。
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博物館のショップでは、展示に関連するオリジナルの売品が多数ある。
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