求法
ぐほう
名詞
標準
文例 · 用例
『論衡』に雷が樹を打ち折るを漢代の俗天が竜を取るといったと見え、『法顕伝』に毒竜雪を起す、慈覚大師『入唐求法記』に、竜闘って雹を降らす、『歴代皇紀』に、伝教入唐出立の際暴風大雨し諸人悲しんだから、自分所持の舎利を竜衆に施すとたちまち息んだと出づ。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
今月の『新小説』の和辻哲郎氏が「入宋求法の沙門道元」に就いて書いて居られるが、あの中の「即ち十丈の竿のさきにのぼって手足を放って身心を放下する如き覚悟がなくては」という気持、あの「人を救うための求道ではない、真理の為めに真理を究める求道」であるという心境、それを私は求めたいと思います。
— 宮本百合子 『女流作家として私は何を求むるか』 青空文庫
と申述べて、熱心に入京求法の許可を催促されて居る。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
大師をして、逸勢をして、此くの如き窮乏の裡に求法講學せしめた、當時の日本政府の處置は、今日から觀て甚だ遺憾に堪へぬ。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
私は今囘の講演を機會に、大師は申す迄もなく、大師の前後に入唐した我が國の僧侶の傳記をも、一應調査したが、此等の人々が、求法の爲に千辛萬苦を嘗められた當時を追憶する毎に、幾度となく不覺の涙を禁ずることが出來なかつた。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
誠に當時入唐求法の僧侶の大多數は、智證大師の申された如く、名聞利慾を超脱した、燃ゆるが如き信仰をもつて居つた。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
支那に於ける佛教の歴史を見渡しても、佛法の興隆と、僧侶の入竺求法とは、略一致して居る。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
數多き入竺求法の僧侶の中には、法顯や玄奘がある。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫