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郷校

きょうこう
名詞
1
標準
文例 · 用例
関藤々陰の「菅自牧斎先生墓碣銘」に「茶山先生以儒顕、本藩賜爵禄優待之、比歿、樗平君子孫独先生(自牧斎惟繩)在焉、以姪孫承其後、主郷校、藩給廩米五口、事在文政丁亥」と云つてある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
郷校から程近い平田野といふ松原、晴れた日曜の茸狩に、この秋草の香と初茸の香とを嗅ぎ分けつつ、いとけなき自分は、其處の松蔭、此處の松蔭と探し歩いたものであつた。
石川啄木 葬列 青空文庫
郷校から程近い平田野といふ松原、晴れた日曜の茸狩に、この秋草の香と初茸の香とを嗅ぎ分けつつ、いとけなき自分は、其処の松蔭、此処の松蔭と探し歩いたものであつた。
石川啄木 葬列 青空文庫
詩堂とお医者様の玄関及び郷校のオルガンある室との間を最も繁く往来したりければ、薬の香り、楽声の余韻なども沁みこみてありと知るべし。
石川啄木 閑天地 青空文庫
水戸領内の郷校に学んだ子弟が、なんと言ってもその中堅を成す人たちであったのだ。
第一部下 夜明け前 青空文庫
名高い水戸の御隠居(烈公)が在世の日、領内の各地に郷校を設けて武士庶民の子弟に文武を習わせた学館の組織はやや鹿児島の私学校に似ている。
第一部下 夜明け前 青空文庫
衆に先んじて郷校の子弟を説き、先輩稲右衛門を説き、日光参拝と唱えて最初から下野国大平山にこもったのも小四郎であった。
第一部下 夜明け前 青空文庫
なぜかなら、幕府の水戸における内外の施政に反対した志士はほとんど一掃せられ、水戸領内の郷校に学んだ有為な子弟の多くが滅ぼし尽くされたことは実に明日の水戸のなくなってしまったことを意味するからで。
第一部下 夜明け前 青空文庫