稲刈
いねかり
名詞
標準
文例 · 用例
新らしいのが一つあった筈だ」 稲刈連は出てしまって別に笑うものもなかったけれど、民子はあわてて菅笠を脱いで、顔を赤くしたらしかった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
しかし、丁度稲刈りの最中だった。
— 黒島伝治 『二銭銅貨』 青空文庫
昨日の稲刈りでは、女たちにまでいじめられて、さんざん苦しんだためからだのきかなくなるほどくたぶれてしまった。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
今日の稲刈りで、よし田ん中へ這ったって、苦しいのなんのというもんかと力んで見る。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
昨日の稲刈りなどは随分みじめなものであった。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
おとよさんやおはまや、晴ればれと元気のよい、毛の先ほども憎気のない人たちと打ち興じて今日も稲刈りかということが、何となしうれしく楽しくなってきた。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
まアきれいな稲刈りだこととほめるものもあれば、いやにつくってるなアとあざけるものもある。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
省作はもとから話下手ときてるから、半日並んで仕事をしていてもろくに口もきかないという調子で、今日の稲刈りはたいへんにぎやかであろうと思った反対にすこぶる振るわないのだ。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫