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押し上る

おしのぼる
動詞
1
標準
文例 · 用例
これは妙だと眺めていると、順繰に下から押し上る同勢が同じ所へ来るや否やたちまちなくなる。
夏目漱石 趣味の遺伝 青空文庫
ドンドン一同押し上る
国枝史郎 神秘昆虫館 青空文庫
高萱の原おしのぼる深霧の いろあぢさゐの壺なる花に 一つゐる蝿をにくめり。
折口春洋 鵠が音 青空文庫
その人の内にある眞實性と人生に對する熱情が第一でないならば、如何なる美も運も才氣もそこに押しのぼる事は出來ない事を觀ずるのである。
今井邦子 伊那紀行 青空文庫
モン・ブランのてっぺんでは手前らの大切な忰が悲しそうに『|父ちゃんや、母あちゃんや』とないてるもんだから、びっくり仰天して角の先まで熱くなって、小供可愛いさの一念から崖道、絶壁の頓着なく、捨二|無二に押し登る。
アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻 ノンシャラン道中記 青空文庫
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