幻辞.com

岩流

がんりゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
それがまた驚くべく長大なる、最新の熔岩流をひろげて、下吉田の町まで肉薄する剣丸尾、青木ヶ原の樹海から精進村まで、末広がりに扉開きになる青木ヶ原丸尾を、眼下に展開する。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
氷河は勿論だが、雪|辷りが山側を磨擦する時は、富士山の剣丸尾熔岩流のように、長い舌の形によって、その舐めた痕跡が残る。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
これを巡ると、大宮口から吉田口に到るまでの間に殊に多く灰青色の堅緻なる熔岩流があり、漆喰で固めたように山を縦に走っている。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
翌日自動車で鬼押出の溶岩流を見物に出かけた。
寺田寅彦 浅間山麓より 青空文庫
鬼押出熔岩流の末端の岩塊をよじ上ってみた。
寺田寅彦 浅間山麓より 青空文庫
それは昔山の方から流れて走って来て又火山灰に埋もれた五層の古い熔岩流だったのです。
宮沢賢治 青空文庫
高志の八俣の大蛇の話も火山からふき出す熔岩流の光景を連想させるものである。
寺田寅彦 神話と地球物理学 青空文庫
「それが目は酸漿なして」とあるのは、熔岩流の末端の裂罅から内部の灼熱部が隠見する状況の記述にふさわしい。
寺田寅彦 神話と地球物理学 青空文庫