不束
ふつつか
形容動詞
標準
inexperienced
文例 · 用例
曰く、不束なる女ども、猥に卿等の栄顧を被る、真に不思議なる御縁の段、祝着に存ずるもの也。
— 泉鏡太郎 『甲冑堂』 青空文庫
二人は照し合う心の曇りなき様子を語らうのに、人の世の言葉の不束かなのに焦立ちさえするので御座います。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
畫師、徐に打微笑み、「否、不束ではございますが、我が手で拵へましたもの、貴下のお許しがありませんでも、開閉は自由でございます。
— 泉鏡太郎 『畫の裡』 青空文庫
勿論私は不束ながらも一個の日本男子であれば、其國の名に對しても、斯る塲合に第一に逃出す事は出來ぬのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
綾子はまた、「尤も不束なものが寄合っていたすのでございますもの、行届かぬがちには相違ございません。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
婦人は愕きたる状にて、「何ぞ不調法でもいたしましたか、誠に行届きません不束者、お気に入りませぬ事がございましたら、そうおっしゃって、どうぞ御勘弁下さいまし。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
――不束で恐れ入るが、小作蒟蒻本の蝋燭を弄ぶ宿場女郎は、それから思ひ着いたものである。
— 泉鏡太郎 『番茶話』 青空文庫
何にも存じません、不束ものでございますけれど、貴客、どうぞ御ふびんをお懸けなすって下さいまし。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
作例 · 標準
まだ不束な者ですが、どうぞよろしくお願いします。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
不束な点も多々あるかと思いますが、ご指導ご鞭撻をお願いします。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
新入社員の挨拶で「不束者ですが」と述べた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash