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鱗木

りんぼく
名詞
1
標準
lepidodendron
文例 · 用例
見ると御母さんが、今起き立の顔をして叮嚀に如鱗木の長火鉢を拭いている。
夏目漱石 琴のそら音 青空文庫
困ったもんだ」「困ったもんだって、藤尾さんもやっぱり同意見ですよ」 裁縫の手を休めて、火熨に逡巡っていた糸子は、入子菱に縢った指抜を抽いて、※色に銀の雨を刺す針差を裏に、如鱗木の塗美くしき蓋をはたと落した。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
奇妙な形をした鱗木のたぐい。
久生十蘭 地底獣国 青空文庫
いま自分らのいる、シベリヤのツルノニア圏と呼ばれる陸成層の一部は、その際、爬虫獣と爬虫鳥と古代鱗木をのせたまま、地底深く陥没し、その上を厚い片麻岩の地殻で蔽われてしまった。
久生十蘭 地底獣国 青空文庫
彼方の水平線は常に蒸気が湧き不明瞭だったが、未知の木性羊歯、蘇鉄、鱗木、封印木からなる大ジャングルが都市の外に広がり、移ろう蒸気の中、悪ふざけのように群葉が波打つファンタスティックな様を見ることができた。
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 時間からの影 青空文庫
変ったものを好む人には、シマノフスキーの『ロクサーヌの唄』(JD八七〇)やコーンゴルトの『いぬ梨とりんぼく酒』(JF六四)も面白かろう。
野村長一 名曲決定盤 青空文庫
作例 · 標準
石炭紀の地層から、表面に爬虫類の鱗のような規則的な模様を持つ鱗木の化石が多数発掘された。
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鱗木は現在の大木のように太い幹を持っていたが、分類上はシダ植物の仲間である。
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当時の広大な湿地帯には、高さ30メートルにも達する巨大な鱗木が鬱蒼と茂っていたと考えられている。
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