睨付
睨付
名詞
標準
文例 · 用例
」 と睨付くれば、火事はどこだという顔色。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
何をじたばたする、其のお仙人と汝は行くのだ、と睨付けて申すのです。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
唯心ばかりは主とも親とも思ッて善く事えるが、気が利かぬと言ッては睨付けられる事何時も何時も、その度ごとに親の難有サが身に染み骨に耐えて、袖に露を置くことは有りながら、常に自ら叱ッてジット辛抱、使歩行きをする暇には近辺の私塾へ通学して、暫らく悲しい月日を送ッている。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
それが睨付られるより文三には辛い。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
それで其の飛出した眼球が風早を睨付けてゐるやうに見える。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
」 遊佐は陰に切歯をなしてその横顔を睨付けたり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
此方からも怪しい奴と睨付けると、向ふからも睨付けて。
— 深大寺の打石斧 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫