ようけ
ようけ
副詞
標準
plenty
文例 · 用例
出生は私、東京でも、静岡で七つまで育ったから、田舎ものと言われようけれど……その姉さんを持ったお庇に、意地も、張も、達引も、私は習って知っている。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
この榎の下に、箱のような、小さな、番小屋を建てて、そこに母様と二人で住んでいたので、橋は粗造な、まるで、間に合せといったような拵え方、杭の上へ板を渡して竹を欄干にしたばかりのもので、それでも五人や十人ぐらい一時に渡ったからッて、少し揺れはしようけれど、折れて落ちるような憂慮はないのであった。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
人間をこうやっといたら、餓えも凍えもしようけれど、獣でござりますから今に長い目で御覧じまし、此奴はもう決してひもじい目に逢うことはござりませぬから。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
景気よく馬肉で呷った酒なら、跳ねも、いきりもしようけれど、胃のわるい処へ、げっそり空腹と来て、蕎麦ともいかない。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
この団子でも石になれば、それで村方|勧化でもしようけれど、あいにく三界に家なしです。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
大袈裟に聞えようけれども。
— 泉鏡花 『縁結び』 青空文庫
でも芳さんは士官になるというから、今に大将にでもおなりの時は、その力でいくらも世間を負かしてしまって、何にも言わさないように出来もしようけれど、今といっちゃあたッた二人で、どうすることもならないのよ。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
それが心配で、心配で、どうぞして忘れたいと思うから、けもないことにわあわあ騒いだり、笑ったり、他所めには、さも面白そうに見えようけれど、自分じゃ泣きたいよ。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
作例 · 標準
「あら、ようけ取れたわね、今日のキノコ。」おばあちゃんが満足そうに言った。
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祭りの会場には、ようけの人が集まって賑わっていた。
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今日の晩御飯は、ようけ作っちゃったから、みんなで食べに来てよ。
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