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名詞
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標準
文例 · 用例
ながれてゆく砂と砂との隙間から蛤はまた舌べろをちらちらと赤くもえいづるこの蛤は非常に悴れてゐるのである。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
とかれは悴した魂をはばたいてもがくのである。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
おん身がにくしんの兄はあまりに悴し、疾患し、酒亂のあしたに菊を摘まむとして敬虔無上の涙せきあへぬ痴漢である。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
感傷の人犀星に逢へば菓子も悴す。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
汝が念念祈祷するときに、菓子の如きものの味覺を失ひ、自働電話機の如きさへ甚だしく悴に及ぶことあり。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
ああ、しかし、いまは一本のかみの毛にさへ、全身の重量をささへうることの出來るまでに、あはれな病人の身體は悴してしまつた。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
私は時として私の肉體の一部がしぜんに悴してくることを感ずる。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
丁度先客と對談中であつた彼は、ひどく悴して見えた。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫