面前
めんぜん
名詞頻度ランク #29489 · 青空 623 例
標準
(in the) presence (of)
文例 · 用例
そこで彼農学士が、百姓等の面前でその耕作法を述べる時、その述べる態度は甚だ心許ない。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
而もその不平たるや、独りで文学を思ふ時と、Bが面前にある時とだけのものであつて、一般生活、つまり彼の畑に帰れば、あつてなきが如きものでさへあるのだ。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
別に面倒なことを避けようといふのではない、避けたいことはいつ何時だつて避けたいのだが、而も事に面前すれば、どうせ理想家の私のこと、どうせへとへとになるまでは打つ衝かることは知れたことだが、まあなんとしても、その時は額に重い力を感じた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
ピントを覗く爲に皆申合せたやうに羽織の裾をまくつて頭に冠ると、銘々の羽織の裏の鹽瀬の美しい模樣が茶店に休んでゐる女學生達の面前にずらりと陳列される趣向になつてゐた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
そうかと思うとまたある日本食堂で最近代的な青年二人と少女二人の一行が鯛茶を注文していたが、それが面前に搬ばれたときにこの四人の新人は、胡麻味噌に浸された鯛の繊肉を普通のおかずのようにして飯とは別々に食ってそうして最後に茶を別々に飲んでいた。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
レーリーが公衆の面前に現われた最後は心霊学界の会長就任演説(一九一九)をした時であった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
それがノーベル賞の光環を頂いて突然天から降って来た天使のように今「世間」の面前に立っている。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
日常接している人だと、いちばん最初に咽喉を掃除するための「エー」という発声を聞いただけで話し手の顔がありありと面前に出現するのは全く不思議である。
— 寺田寅彦 『ラジオ雑感』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は多くの聴衆の面前で、堂々と自身の研究成果を発表した。
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公衆の面前で失礼なことを言われ、彼は怒りを通り越して呆れてしまった。
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神の面前に誓いを立て、二人は生涯を共にすることを約束した。
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