人間離れ
にんげんばなれ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
being unhuman
文例 · 用例
ことに、年じゅう研究室の奥にくすぶって人間離れのした仕事ばかりしているような人間にはそうした効果が存外に著しいかもしれないと思われる。
— 寺田寅彦 『映画と生理』 青空文庫
すくなくとも東京が日本第一の生存競争場である位の事は万々心得て上京した積りであったが、このアンバイで見るとその生存競争があんまり高潮し過ぎて、人間離れ、神様離れした物凄いインチキ競争の世界にまで進化して来ているようである。
— 夢野久作 『恐ろしい東京』 青空文庫
それほど彼等は人間離れのした装飾物となってお互いに見惚れることにわれを忘れている。
— 岡本かの子 『オペラの辻』 青空文庫
その速力には悪魔のものか善神のものか見判け難い人間離れのした性質がある。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
あれよ、……あの、大学校の大教室に、椅子で煙草を喫んでござった、人間離れのした神々しい豪い処を見ぬ前だで――あれを見た目にゃ、こんなその、土竜見たようになってしもうた俺が手で、危いことするは余り可惜ものだ思う気が、ふいと起ってどうにも出来ねえのですのだで。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
池上とわたくしの結婚というものが、形は結婚ではあるが中味は妙に人間離れのしたもので、正銘のところ二人の関係は、一種の神秘憧憬病患者と附添い看護婦みたようなことになりましょう。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「何という人間離れのした景色だろう」 赤城の登山道もほとんど登り切って、新坂平とかいう、そこからは、もう山頂の火口原が平盆に一面、雪を盛ったように見下ろせる場所に佇んだとき、わたくしは思わず、こう胸の中で叫ばずにはいられませんでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
仏頂面をして考え込む時の顔は、ちょっと人間離れのした怪奇な残忍さを呈する。
— 中島敦 『牛人』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の人間離れした集中力は、どんな難しい仕事も可能にする。
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彼の人間離れした跳躍力に、観客は皆息をのんだ。
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「え、信じられない!まるで人間離れした技だ!」と彼は驚きの声を上げた。
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